コバルト被着型マグネタイト磁性微粒子のシリカおよび水和アルミナ表面処理による保磁力と鉄(II)量の経時変化抑制

Kagaku Kogaku Ronbunshu(1999)

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摘要
最近の磁気テープ材料では, 微細かつ高保磁力を有し, 磁気的, 化学的に安定な磁性材料が求められている.本研究では, コバルト被着型マグネタイトに着目し, シリカおよび水和アルミナによる表面コーティングを施すことにより, 磁気的および化学的な不安定性の改善を検討した.シリカおよび水和アルミナによる表面コーティング層が厚くなるほど, 表面保護効果により, コバルト被着型マグネタイト微粒子の不安定性が改善され, 磁性粒子の表面に形成される処理層の厚みが約0.5~1.0nm程度あれば実用上問題の無いレベルまで, 保磁力および鉄 (II) 含有量の経時変化幅が抑制されることを見出した.またこの結果は表面処理層が磁性粒子表面に均一に形成されているとした均一処理層モデルに基づいて推定される表面処理層厚みとおおよそ一致していた.本磁性粒子を磁気テープ原料に使用した場合には, シリカおよび水和アルミナの表面改質を行ったことによる磁気テープ特性の劣化は認められず, 磁気的および化学的に安定で, かつ実用性に優れた磁気テープが得られることが判った.
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