2.進行上行結腸癌・進行右側横行結腸癌に対するD3 郭清を伴う根治術
openalex(2021)
摘要
結腸右半切除は上行結腸癌および右側横行結腸癌に対し行う術式である.ただ中枢側のリンパ節郭清範囲に関してはいまだ議論のあるところであるが,われわれは全結腸間膜切除(complete mesocolic excision:CME)と中枢側高位結紮(central vascularligation:CVL)の概念をもとにリンパ節郭清を行っている.上行結腸癌に対しては,胃結腸静脈幹(gastrocolic trunk:GCT)周囲のリンパ節郭清に重点をおいて行っている.また,中結腸動脈(MCA)領域は,MCA は右枝のみを切離しているがsurgicaltrunk の左縁を中枢側のリンパ節郭清ラインとし,MCA より頭側の上腸間膜静脈(superior mesenteric vein:SMV)前面のリンパ節郭清にも重点をおいて郭清している.右側横行結腸癌ではMCA 根部領域の郭清を重視しているため,回結腸動静脈切離後,surgical trunk 左縁からリンパ節郭清ラインを左側にとり,MCA の根部前面のリンパ節郭清だけでなくMCA 背側のリンパ節郭清にも重点をおいてリンパ節郭清を行っている.
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