【はじめに】我々は2016年4月よりPatient Specific Instrumentaion(PSI)を使用しTKAを施行している.その正確性をCTにて解析した.【対象】2016年4月から2018年8月までにPSIを使用したTKAを施行した34例40膝中,術後CTによる評価を行えた15例16膝.手術時平均年齢は69.9歳,原因疾患は全例内側型変形性膝関節症であった.【方法】術前後に全下肢CTを撮影.bone matching法で術前計画との誤差を測定し,目標設置角度より3°以上の誤差をoutlierとし評価した.術後成績はJOA scoreにて評価した.【結果】平均手術時間は104分,大腿骨側の内外反設置角度の正確性は0°±2.4°,outlier 19%(3/16),脛骨内外反設置角度0.8°±2.5°,outlier 38%(6/16),脛骨後傾設置角度1.3°±3.5°,outlier 50%(8/16)であった.JOA scoreは術前58.1±6.8点から術後80.3±7.2点に有意に改善した.【考察】大腿骨・脛骨側内外反・後傾ともに高率にoutlierを認めた.cutting block設置や特有のボーンソー使用法に関してlearning curveの存在があると考える.