PTH分泌不全による副甲状腺機能低下症には,頸部手術などの誘因が明らかなもの, PTH遺伝子の異常による家族性副甲状腺機能低下症, Ca受容体に対する自己抗体が検出されるものなどと,これらの誘因や基礎疾患の明らかでない特発性副甲状腺機能低下症がある.治療に際しては,ビタミンD投与後に高Ca尿症を来しやすいことから, Ca再吸収が低下していると考えられ,尿中Ca排泄量に注意しなければならない.