性体験の低年齢化,10代の人工妊娠中絶や性行為感染症の増加,またいじめや自殺,青少年犯罪など,若者の「性の乱れ」と「命に対する軽視」は年々深刻化しています.無選別な性情報が氾濫する環境で育つ子どもたちに正しい性の知識を伝えるとともに,「生と死」が日常から隔離され,命の重みを感じにくくなった現代だからこそあえて命について伝える必要性を感じます.「いのち語り隊」が子どもたちに「性」と「命」の大切さを伝える活動を始めて今年で8 年になりますが,その「いのちの教室」の実際をシリーズで紹介します.読者の皆さまが,地域性や必要性に即した性教育講座をつくりあげていくうえでの参考になれば嬉しく思います.