高齢者では排尿障害の頻度が高く,内科医も含め排尿障害治療薬を使用する機会が多い.しかし,高齢者では複数の併存疾患があることが多いため,薬物治療は副作用や他薬剤との相互作用を十分留意して使用することが望ましい.過活動膀胱ではムスカリン受容体拮抗薬がキードラッグとなるが,多剤との相互作用,副作用への注意が必要であり,また男性の排尿障害ではα1 遮断薬が基本薬剤となる.