ヒト消化管の収縮運動測定にはinfused catheter法とミニチュア・トランスジューサー法とがある1).長時間の下部食道括約部圧の測定には前者,日常生活下での食道体部運動の測定には後者が用いられ,両者とも食道内pHの同時測定も可能である.食道運動測定はGERDの診断のためには必須のものではないが, GERDの病態生理の解明と個々の患者の病態を理解するうえで食道運動の知識は不可欠である.
症症は64歳,女性.一次型M. avium感染症の診断で当科受診中に持続的な白血球及び著明なCD4+Tリンパ球の減少を認め,その原因となりうるHIV感染, HTLV感染及び血液疾患等の疾患を認めず, idiopathic CD4+T-lymphocytopeniaの診断に至った.本症候は国内では未だにほとんど報告を認めないが,抗酸菌感染症等の日和見感染の症例中に潜在する可能性がある.