直腸脱に対する術式は多岐にわたるが,患者の耐術能および直腸脱の病態を評価することで,個々の症例に適した治療選択が可能となる.排便造影で直腸の固定が不良で,かつ耐術能が問題なければ,腹腔鏡下手術のよい適応と考える.当教室はメッシュを使用しないnative tissue repair であるlaparoscopic posterior suture rectopexyを行っている.再発率が低く,メッシュ関連の合併症がないため有用な術式と考える.