目 的:頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)を有する患者におけるびまん性特発性骨増殖症(DISH)の進展形態を明らかにすることである. 対象および方法:厚労科研脊柱靱帯骨化症研究班所属の20 施設で頚椎OPLL と診断された有症状患者のうち,全脊椎CT 矢状断像を撮影した234 例を対象とした.全脊椎レベルにおけるDISH の存在高位を評価し,存在高位数に応じてグレード0~6 まで分類した. 結 果:DISH は頚椎OPLL 患者の48.7%に合併し,DISH 合併患者の平均年齢は非合併患者よりも有意に高かった.グレードの低い症例ではDISH は主に中下位胸椎に存在した一方で,頚腰椎にDISH が存在する症例はそのほとんどがグレード4 以上であった.本グレードと年齢には正の相関を認めた. 結 論:頚椎OPLL 患者に合併するDISH は中下位胸椎レベルから発症し,加齢とともに頚腰椎レベルに進展するものと考えられた.