日本呼吸器外科学会の男女共同参画女性医師支援部会では、女性呼吸器外科医師の支援を行うための問題点を把握する目的に2016年に全呼吸器外科学会員・基幹施設修練責任者もしくは関連連絡責任者・女性医師を各対象としたアンケートを施行した。回答率は全会員の13.7%、女性会員の24%であった。女性呼吸器外科医師は、男性と比べて専門医や学位の取得が遅れる傾向があり、自分の経験・業績に関する尐なさを感じる割合も多く認められた。配偶者・パートナーがフルタイム勤務をしている割合も女性で多く認められた。妊娠出産育児経験もしくは予定のある女性の7割は臨床現場へ復帰可能な期間を1年と回答し、施設責任者や経験もしくは予定のない女性の回答と比べて短く、早期の復帰サポートが必要と考えられた。今回のアンケート結果を踏まえ、日本呼吸器外科学会としてサポート可能な対策を立てていく必要がある。