肝移植医療は黎明期から成熟期に入りその成績も向上したが,いまだに門脈血栓合併例や肝動脈再建困難例など,技術的に高難度な症例が存在する.一方で肝胆膵癌に対して肝移植の血行再建テクニックを応用することにより,切除率ならびに成績の向上が図られている.本稿では生体肝移植における血行再建の困難例への対応と肝胆膵外科への応用について述べる.