未治療Mantle cell lymphoma (MCL)患者に対し,連続的に自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を行い,その成績を検討した。症例は2001年11月から2008年8月までに受診し,同意を得た65歳以下,未治療MCL患者5名である。治療はCHOP療法を3コース後に4回の連続する大量化学療法を行い,自家移植片の採取時にはrituximabによるin vivo purgingを用いた。また採取細胞内のBCL-1/IgHをReal-time PCR法にて解析し,腫瘍細胞の混入について検討した。治療成績は全例で完全寛解となり奏功率100%, 3年生存率,無病生存率はいずれも100%であった。4例で自家移植片の評価可能で,定性法で1例が陽性であった。再発は移植後3.2年目に1名に認め,自家移植片のBCL-IgHが陽性例であった。治療毒性はGrade4の血液毒性を全例で認めたが,重篤な合併症は無く,治療関連死亡も無かった。MCLに対して連続する自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を行い,良好な治療成績が得られ,安全に施行する事が可能であった。