・ 呼気一酸化窒素(NO)濃度測定は,簡便かつ非侵襲的に採取可能な好酸球性気道炎症の評価法である.・ 呼気NO 濃度の測定法と解釈に関する国際ガイドラインが整備され,2013 年6 月に本邦での保険承認も得られた.・ 呼気NO 濃度は喘息の補助診断としての役割だけでなく,抗炎症治療や増悪による気道炎症の変化を捕捉するため,喘息治療のガイドとしての役割も期待されている.・ 今後ますます一般臨床に普及することで,喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD),気管支喘息‒COPD オーバーラップ症候群(ACOS)の鑑別診断,気道炎症のモニタリング,治療効果の予測などに役立つことが期待される.