活性化T細胞に一過性に発現されるCD154 は獲得免疫において重要な役割を果たすことから,それを標的とした抗体療法が自己免疫疾患に対する治療法として検討されている.これまでの動物モデルを用いた基礎的検討や臨床試験の結果から,抗CD154 抗体療法による自己免疫応答の抑制,臨床効果の知見が集積されつつある.ただし,本療法と動脈血栓症との関連も疑われており,今後のさらなる有効性と安全性の検討が待たれる.