内分泌代謝調節の根幹は生体のエネルギーレベルに応じたホルモンの分泌制御であり,そのシグナルは標的細胞における転写因子の活性調節を介して遺伝子発現制御へと変換される.最近,代謝にかかわる転写因子の多くが,リン酸化,アセチル化,ユビキチン化などの翻訳後修飾によって時空間的に制御されていることが明らかとなってきた.転写因子の多重修飾制御機構の解明は,内分泌代謝学の分子基盤を理解するうえでの新たな切り口となりうる.