Crohn 病の手術では,病変が多発しスキップしている例や,吻合部付近に再燃して再手術となる例が多いことが特徴的である.本邦の多施設共同研究では,再手術率は5 年で23.4%,10 年で48.0%と報告されている1).また,2002 年5 月以降の症例とそれ以前の症例を比較すると,5 年再手術率は29.4%から18.5%へ,10 年再手術率は54.9%から40.9%へ有意に低下していた.当教室の手術例のうち初回手術は半数以下で,2010 年以降の最近の症例では173 例中97 例(56.1%)は先行する手術がある症例であった(図1).Crohn 病における吻合は,短腸症候群などの腸管機能不全予防と長期的な手術回避が目的である.