食道ステント留置術は一般的な手技であるが,抗癌治療の普及により留置例数は激減している.しかしその反面,多種多様なステントが使用できるようになった.適切なステントを選択し留置することで生活の質(QOL)は改善する.どのような症例にどのステントが適切であるかを示すエビデンスはないが,今までの経験から大まかな方向性は示せるようになった.上部食道狭窄には上部食道用HANAROSTENT を,中部食道狭窄には長めのfully covered stent を,下部食道狭窄にはNiti-S ロングカバータイプが効果的である.本稿では,留置のコツについて概説した.