胃底腺粘膜から発生し深部胃壁をびまん性に進展するスキルス胃癌,いわゆるlinitis plastica 型胃癌のX 線診断では,原発巣の同定と癌の広がり診断が肝要となる.本癌では原発巣に近いほど正常像との形態的なかけ離れの程度が大きく,原発巣から離れるほどかけ離れの程度は小さい.具体的には,胃壁の線維性収縮と硬化性変化に由来する陰影欠損やひだ異常などの凹凸像と粘膜面の模様像に着目するとよい.