○仲野敦子,有本友季子 千葉県こども病院 耳鼻咽喉科 【はじめに】 小児の一側性難聴は、日常生活や言語発達などには大きな影響はないとされてきたが、学校生活等にお いて支障がみられる例もあり、一側外耳道閉鎖などの伝音難聴例に対しての軟骨伝導補聴器、一側高度感 音難聴例への補聴援助システムの有効性が報告されている。 新生児聴覚スクリーニング(NHS)
小児の気管切開術は, 手技や合併症は成人の気管切開と同じ部分も多いが, 身体が小さく術野も狭いため手術操作上の小児特有の注意点もある. また, 小児では気管切開術の適応となる疾患は成人例と大きく異なり, 先天性疾患や重症心身障害児などが多い. これらの点も含めて, 手術の適応, 術式の選択, 術中の注意点, 術後管理の面でも異なる点がある. 当院での, 2016~2018年の気管切開術 (喉頭気管分離術17例を含む) 50例中1歳未満が24%を占め, 気管切開例だけでは1歳未満が全体の41.6%となっていた. 年齢が上がると, 喉頭気管分離術を選択した例が増加していた. 乳幼児では, 気管切開による長期の呼吸管理が必要な例でも成長により改善を認める例なども経験しているため, 乳児期には喉頭気管分離術や永久気管孔増設術は実施しない方針としている.