がんワクチン療法をはじめとするがん免疫療法は抗原特異的免疫応答の賦活後,抗腫瘍効果を示すと考えられている。がん免疫療法の特性を考慮した臨床効果判定として,化学療法に用いられるResponse Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST)に代わり,近年immune-related response criteria(irRC)が用いられる。これまで当教室で経験したがんワクチン臨床試験参加91 例に対してはRECIST を主に使用してきたが,今回はirRC による再解析を実施した。その結果,PD からPR およびPD からSD と評価が異なった2 例を経験した。これら2 例は長期生存を果たしたことから,免疫療法におけるirRC 評価の妥当性が示された。